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フランスでアマチュア無線運用してみよう

フランスでIC-705とロッドアンテナを使ってFT8運用をしてきました。機材の持ち込みや設営の様子を紹介します。

こんにちは。JK1ULVです。昨年の夏、フランスの祖母の家でアマチュア無線運用をしたのでその紹介をします。

なんでフランス?

前提として私の祖母はフランス人で、数年に一度フランスに会いに行っています。

そして、2025年の夏、YOTAという組織が主催するYOTA Summer CampというイベントにJARLのメンバーとして参加しました。このサマーキャンプが開催されたのがフランスのJambvilleという町だったのです。

サマーキャンプについて

詳細は長くなるのでここでは省きます。JK1FUI氏とサマーキャンプに参加したときのレポートはJARLのサイトに載っているので、是非そちらもご覧ください。
YOTA Summer Camp 2025 in FR 参加報告書
↓つい先日、YOTAの公式チャンネルで動画が公開されていたので共有します。

計画

そういうわけでフランスに滞在することになりました。せっかく海外に滞在するならアマチュア無線をするほかありません。

免許関連

ありがたいことに日本とフランスは相互認証の合意1があるらしく、短期間の滞在であれば日本の免許で運用ができます。しかも事前の申請や許可も不要です。
私の場合、日本でのコールサインがJK1ULVなので、F/JK1ULV/Pとすることで運用が可能になります。

そんな装備で大丈夫か?

運用すると決まれば設備をどうするか、どうやって持ち込むか考える必要があります。

一緒にサマーキャンプに参加するJK1FUIはでっかい固定機とアンテナを持っていくことを提案しましたが、流石にそれは難しいと考えました。そこで私は無線機のIC-705を、JK1FUIがアンテナをそれぞれ持っていくことにしました。

出国時の手荷物検査など、不安な要素はありましたが無事フランスに機材を持っていくことができました。カバンに入るポータブル機はいいですね。バッテリーを含むのでコンピュータやスマホ同様、預けずに手荷物として持ち込みました。(怪しすぎる)

↓入国後のツイート

設営

説明の前に、設営後の様子です↓

画像を見ていただければわかりますが、アンテナは長いロッドアンテナです。これにIC-705用のオートアンテナチューナー(ATU)のAH-705を取り付けました。お世辞にもいい環境とは言えませんが、とりあえず運用はできます。
気にした点は、アース線の配置とノイズ低減用パッチンコアです。
ATUにはアース線(カウンターポイズ)を取り付けられるようになっているのでそこに細い銅線を取り付け、祖母の部屋にばらまきました(ひどい)。最初の方はちゃんと広げていなかったために、送信するとコンピュータが誤作動を起こしたので再調整。さらにUSBケーブルにもノイズ対策のパッチンコアを施して異常はなくなりました(祖母の部屋でアンテナを広げているという異常を除けば)。

無線機はIC-705。出力は10W(外部電源使用)です。隣には液晶が壊れかけているコンピュータ。

IC-705は外部電源を使用すると最大10Wで運用できます。今回は荷物を減らすために、USB Type-CのPDトリガーケーブルを利用しました。これを使うと、一般的なPD対応モバイルバッテリーなどから15Vを取り出せるので、重い安定化電源を持ち歩く必要がなく非常に便利です。

↓私が利用しているトリガープラグです。
USB PD トリガー 変換プラグ

運用

運用バンドは7MHz、モードはFT8(デジタルモード)です。人がいて、かつ難易度が低いので選びました。音声通信は英語とフランス語が怖いのでスルー。CWはオペレーター(私)の能力が不足しているので諦めて、パソコンぽちぽちで運用できるFT8です。
実はFT8の運用は初めてだったのでJK1FUIに教えてもらいながら初QSOしました。画像ではイギリスのM7MDB局と交信しています。

もう一局はNetherlands(オランダ)のPA1MOS局です。

とりあえず二局交信できました

余談

最初に交信したM7MDBはPOTA2のアクティベート中だったらしく、後でPOTAのハンターログを見たところ、画像のように記録されていました。

感想

初めての海外運用かつ、初めてのFT8運用でしたが、JK1FUIの助けもあり、無事交信できました。
交信した二局とも、フランス外の無線局だったのが印象的でした。もしまた行く機会があればまた運用したいな~と感じました。

↓無事帰国して、日本の電波法の規制を受けるJK1ULV


  1. 相互認証の合意がある国での運用 ↩︎

  2. Parks on the Airの略。公園などの指定された場所から無線運用を行う世界的なプログラム。 ↩︎

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